女性の勤続年数

女性は結婚や出産というライフイベントごとに、今している仕事をどうするかという問題に直面し考えなければなりません。日本は大企業など余裕のあるところしか育児休暇制度が整っていない現状もあり、育児休暇を取りたくても取れずに泣く泣く仕事を辞める女性は多くいるのです。中小企業としては育児休暇を取られるよりは新しい人材を入れて働いてもらった方がいい、と考えるところが多いようです。
そうしたこともあってか、女性の仕事の勤続年数は平成19年度で、およそ7年ほどとなっています。さらにこれは最終学歴が高卒か大卒かでも分けて統計をとっていますが、高卒女性は9.1年、大卒女性は6.1年が平均勤続年数となっています。高卒だと19歳から、大卒だと23歳から働き始めるので、この数字を足すと大体30歳前ということになり、ちょうど結婚や出産の適齢期であると言えます。ですからこの数字は妥当だと言えるのですが、日本の雇用問題の一つの問題として、やはり仕事を辞めたあとの再就職が難しいことが挙げられます。30歳前後で結婚や出産を理由に仕事を辞めて、それから子育てが落ち着いて働くとなったときには正規雇用で働くことは絶望的です。ですので大半の女性たちは非正規雇用で働くことになります。それが女性と男性の賃金格差を生む原因にもなっています。そしてさらに、女性は男性よりも役職につく可能性が低いと言えますがこの理由も結婚や出産があるからだと思われます。しかし実際には勤続年数が10年を超えていても、女性は役職に選ばれることが少ないのです。勤続年数が長ければ偉いというわけでは決してありませんが、同じ勤続年数であれば男性が選ばれやすいというのには少し問題点が浮かびます。