正規雇用と非正規雇用

女性の仕事にも格差が存在します。代表的なものに正規雇用と非正規雇用があります。正規雇用は入社時から雇用の期限の定めがなく基本給が勤続年数に応じて上昇して行きます。賞与も年2回支給されるのが普通です。ここ10年ほど景気低迷によって定期昇給やボーナスをカットする企業が多かったようですが、アベノミクスの効果増進を目的として首相自ら企業トップと会って給与アップを促す様子も報道されています。一部の大企業では首相の意向に応じて給与アップを断行する動きも見て取れますが、中小、零細企業までに浸透するにはまだまだ時間がかかりそうです。

正規雇用の社員は給与面で安定しているだけでなく雇用も余程の業績低迷がなければ維持され勤続年数に従って役職が約束されます。しかし、まだ万全ではないのが「女性が無理なく働ける環境」です。正規雇用でも有給休暇や育児休暇が満足に取得できない場所はたくさん存在します。余裕がある大企業に勤めないと、お休みが取れなかったり、結婚・出産で仕事が続けられなかったりするのはおかしいことです。国は「仕事も育児も頑張りたい」と必死に生きている女性たちを早急にサポートしてほしいものです。日本は女性への対応がかなり遅れていると思います。

これとは対照的に非正規雇用は雇用期間が定められ特に問題がなければ更新して行く制度です。そのため、本人の能力如何に関わらず景気低迷や会社の業績不振で雇いどめに合うことも充分ありえます。リーマンショックの影響を受け、非正規雇用が多く出現したことは記憶に新しいところです。非正規雇用は不安定なため生活設計のめども立たず精神的にも不安定に成りがちです。非正規雇用に終止符を打とうと正規雇用の求人を検索しても年齢を重ねるに従って正規雇用への道のりは遠くなります。
昔は女性が仕事として派遣社員を選択する傾向が多く見られました。残業も少なく、休暇を好きなシーズンに取って旅行を楽しむライフスタイルが流行った時期もありましたが法律改正や時代の流れによって派遣社員の在り方も転換期に来ているようです。